現地に行って分かった、インドの南と北の違いを教えます

現地に行って分かった、インドの南と北の違いを教えます

インドの国土面積は日本の約9倍、小さな日本ですら北海道と沖縄の食生活や文化が異なるのですから、それだけ広いインドはもっと違って当然。みなさんがインドに抱く印象は南?それとも北?

インド

◆ 南インド&カレーの特徴
南インド、

地理的な観点より、古くから、サトプラ山脈・ナルマダー川・ヴィンディヤ山脈の線より以南の、デカン高原・東ガーツ山脈・西ガーツ山脈を含む地域は、「南」(サンスクリット語で दक्षिण ダクシナ;デカン高原の「デカン」の語源である)と呼ばれてきた。現在では、言語的・文化的、そして政治的な観点も含めて、南インドはアーンドラ・プラデーシュ州、テランガーナ州、ゴア州、カルナータカ州、ケーララ州、タミル・ナードゥ州、ラクシャドヴィーパ連合区、パーンディッチェーリ連合区、アンダマン・ニコバル諸島連合区を含む地域を指し、この地域の居住者は「南インド人」(英語で South Indians)と呼ばれることがある。言語的にも文化的にも、南インドはドラヴィダ人の地として区別される傾向があるが、インド・アーリア人やコンカニ人をはじめとした、ドラヴィダ人に含まれない人々も多く居住して現地の言語を使用しており、またドラヴィダ人もインドの他の地域やスリランカ、オセアニア、東南アジア、マダガスカルなどに広く居住している。wikipediaより

食文化にミールスという大きなトレイに1品1品を円状にのせ、真ん中にお米やナンなどの小麦粉料理をのせた料理がある。

  • 年中温暖で、海が近い
  • 町は、穏やか。南国の田舎
  • シーフード料理が美味しい
  • カレーはスープっぽい、さらっとしていて、コクより酸味や辛味
  • カレーのお共はお米(ビリヤニなどのお米料理が美味しい)
  • チャイを頼むと普通のミルクティが出てくる。スパイスが入っているチャイを飲むには、マサラチャイを頼まないといけない
  • インド

    ◆ 北インド&カレーの特徴
    北インド、

    北インド(英語:North India または Northern India、ヒンディー語:उत्तर भारत ラテン文字転写:Uttar Bhārat]、ウルドゥー語: شمالی ھندوستان‎ ラテン文字転写:Shumālī Hindustān])は、インドの北半部を大まかに示す地理的概念である。ヒンドゥスターン(Hindustan)とも呼ばれる。文化圏として広く見る場合には現在のインドだけでなく、パキスタンやバングラデシュ、ネパールにもまたがる概念である(地図では黄緑色の部分)。いっぽう同じインド領内でも南インドのほか、北東インドもあまり含まれない。

  • ヒマラヤ山脈辺りが北インドで、冬は寒い(年中暑いイメージは間違い)
  • 町がカオス、道には牛、犬などが歩いている
  • 岩塩や生姜をよく使う、ヒマラヤのピンクソルトを愛している
  • カレーは濃厚、コクがある
  • カレーのお共はナンや小麦粉料理
  • チキンをよく使う
  • チャイには生姜をたっぷり入れる(これがめちゃくちゃ美味しい)
  • と、こんな感じです。

    みなさんが抱くインドの町は北が多いのかな、と思います。
    カレーもそうなのかな。最近は、ミールスという南インド料理のお店が増えているので、知ってる方も多いとは思いますが、それでも、まだまだ日本にあるインド料理屋さんの多くは北インドスタイルです。カレーはもちろんのこと、北インド料理も美味しいのですが、私はやっぱり南インドカレー推進派です^^
    それはなぜかって? もちろんスパイスがたくさん入っていて、そのスパイスの原産地の多くは南インドだからです。それに、南インドはアーユルヴェーダー発祥の地、予防医学の考え方が定着していている場所だと思うからです。
    南インド料理もまた、アーユルヴェーダーに基づくので、美味しいだけでなく、体にも良いのです。



    スパイスの水溶性と脂溶性って、なぁに?

    知っ得スパイス情報

    ※画像は引用です。

    スパイスの水溶性と脂溶性って、なぁに?

    スパイスには、様々な役割があるのですが、ここでは、役割のうちの1つ、「着色」のお話です。
    スパイスには、着色成分が含まれているものがあります。
    身近な例でいうと、カレー。
    その昔、給食でカレーが出ると、勢いよく食べてたりこぼしたりしてしまって、洋服に黄色いシミが付着。洗濯しても落ちないので、ダサイまま。そんな経験ありませんか。
    これはカレーに入っているスパイスの1つ、ターメリックのせい。ターメリックには、黄色の着色成分が含まれているのです。
    さて、その着色成分には、

  • 水溶性:水に溶けるということ
  • 脂溶性:脂に溶けるということ
  • と、このように、2つの相反する性格があります。

    言い方を変えると、水溶性のスパイスは油には溶けず、脂溶性のスパイスは水には溶けません。

    水溶性のスパイス

    ◇ くちなし
    日本では、大分県などの郷土料理で着色として頻繁に用いられるようです。栗きんとんなどの色付けがそれにあたります。色素成分は、クロシンで、黄色に着色されます。着色として使う時は、水を使っています。

    ◇ サフラン
    高価なスパイスなため、あまりお目にかかったり、使うことは少ないですね。色素成分は、クロシンで、黄金色に着色されます。サフランライスは、水を入れたお米とサフランを一緒に炊くだけで着色されます。

    脂溶性のスパイス

    ◇ ターメリック
    水で洗ってもなかなか色が落ちません。先ほどのカレーの汚れは、まさにそういうことなのです。色素成分は、クルクミンで、黄色に着色されます。

    ◇ パプリカ
    ビーフシチューやドレッシングなどに多用されますが、それは油で炒めることで着色ができるからです。色素成分は、β-カロテンで赤色や黄色に着色されます。

    例えば、くちなしは、サフランの代用になりますが、パプリカは代用できない/strong>ということです。スパイスの水溶性、脂溶性を知ることで、今よりもう少し、スパイスとうまく向き合えるかもしれませんよね^^



    カレーは文明開化とともに

    スパイスの歴史

    カレーは文明開化とともに

    カレーは、そもそもインドの料理です。スパイスたっぷりのそれは、インドでは今も昔も日常的に食され愛されるソールフード。日本で言うところの味噌汁的な存在なのです。かつては、インドを植民地にしていたイギリスがそのカレーを自国へ伝えるのですが…
    さて、1633年から200年近く続いた鎖国が終わった日本。
    明治維新によって、文明開化が起こります。これにより、文明の道が開け、貿易が盛んに行われ、西洋文化、東洋文化が続々と日本に入ってきます。そんな中、1872年、「西洋料理指南書」や「西洋料理通」という書物にカレー料理が発表されたのです。ただしかし、イギリスが、西洋料理として紹介しました。

    スパイスの歴史
    「西洋料理指南書」※画像は引用です
     (実物見てみたいですし、レシピが書いてあるなら再現してみたいですね~。)

    そのためでしょうね、私たちが日常的に食しているカレーは、西洋風のカレーなんですね。さらに、私たちがカレーだと思っているのは、このスタイルでは。
    スパイスの歴史

    カレーライスです。
    お米を主食とする日本は、カレーを食べる際にお米にかけたことから、カレーライスができたのだとか。カレーライスは日本の独自メニューなのです。確かに、インドカレーや、西洋風カレーは、カレーとライスが別々ですし、パンであることもしばしばですね。また、カレーライスの独特のとろみ、これもまた日本がアレンジしたのだとか。

  • イギリス海軍のメニューに採用されたとき、船の揺れに対応するためだった
  • ソースを重視するフランス料理の手法を取り入れたから
  • wikipediaより

    と色々と諸説があるようで、面白いですね。

    確かにとろみがあります。そちらに重きを置いたためか、もしくはスパイスの入手が困難だったからなのか、カレーライスには、スパイスがあまり使われていないように思います。カレー食べたくなってきましたね^^




    いくつ知ってる?世界のスパイス飲み物

    世界のスパイス飲み物

    料理だけでなく、世界では、飲み物にもスパイスを使われています。食事だと、料理の手間などを考えると敷居が高いですが、飲み物は、もっと手軽に身近に楽しますね。

    地域 飲み物名 代表的なスパイス
    モロッコ モロッコティー(モロカンティー)
    ガウンパウダーと呼ばれる中国緑茶とミント、たっぷりの砂糖を入れたお茶
    ミント
    サウジアラビア ガーワ(アラビアンコーヒー)
    真鍮製のコーヒポットの口に割ったカルダモンを詰めて注いだコーヒ
    カルダモン
    アメリカ エッグノッグ
    牛乳と卵で作る飲み物
    ナツメッグ
    メキシコ カフェ・デ・オーヤ
    鍋で煮だして作るコーヒーで、砂糖がたっぷり入っている
    シナモン
    キューバ モヒート
    ベースのラム酒にミントとライムで風味づけ
    ミント
    インド チャイ
    スパイスを入れた紅茶
    シナモン、クローブ、カルダモンなど

    ※写真は、モロッコのモロッコティーです。
    世界のスパイス

    ※写真は、サウジアラビアのガーワです。
    世界のスパイス

    ※写真は、アメリカのエッグノッグです。
    世界のスパイス

    ※写真は、メキシコのカフェ・デ・オーヤです。
    世界のスパイス

    ※写真は、キューバのモヒートです。
    世界のスパイス

    そう言えば、このブログをはじめた頃、コリアンダー(パクチー)が入ったビールがあると外国の方に教えてもらいました。
    こう見ると、世界では、スパイスを使った飲み物がたくさんあって、日常的に飲まれているのですね。
    どれも美味しいそうで、レシピはいたって簡単そうなので(混ぜるだけ)、すぐ作れるとは思うのですが、味の正解が分からず。1度現地のローカルの味を楽しみたいぐらいです(^^♪ スパイス飲み物が味わえるお店知ってたら教えてください(日本国内で笑)



    いくつ知ってる?世界のスパイス料理

    世界のスパイス料理。

    「ヨーロッパ」&「ロシア」

    バジルやサフランを使った料理が多いように感じますが、なぜかお洒落に見えるのは気のせいでしょうか。

    地域 料理名 代表的なスパイス
    イタリア カプレーゼ
    トマト・バジル、チーズで作るサラダ
    バジル
    イタリア リゾット・アラ・ミラネーゼ(ミラノ風ドリア)
    サフランやパルメザンチーズを使った美しい黄金色のリゾット
    サフラン
    イタリア サルティンボッカ
    仔牛肉の薄切りに生ハム、セージをのせバターでソテーしたもの。
    セージ
    イタリア ジェノベーゼ
    バジルにパルメザンチーズ、にんにく、オリーブ油を加えてペーストにしたソース。パスタや肉、魚介類に多用
    バジル
    イタリア カルボナーラ
    ベーコンと卵を使ったパスタソース
    ブラックペッパー
    フランス ブイヤベース
    トマトやサフランで色、香をつけたスープ
    サフラン
    スペイン パエリア
    肉や魚介、野菜がたっぷり入った米料理
    サフラン
    ハンガリー ハンガリアングーラッシュ
    ハンガリー特有のパプリカをたくさん使ったスープ料理
    パプリカ
    ロシア ボルシチ
    牛肉と野菜を煮込んだ料理
    クローブ、ローレル

    ※写真はイタリアのサルティンボッカです。
    サルティンボッカはイタリア語で、「口に飛び込む」という意味だそうですよ。
    世界のスパイス

    ※写真は、ハンガリーのハンガリアングーラッシュです。
    世界のスパイス

    日本には、サイゼリヤというイタリア料理のファミレスがありますが、そこのミラノ風は安い。(お店全体的に安価ですが)サフランは、高級スパイスなので、絶対使ってないと思えてならない・・笑。

    スパイスの原産地の多くは東南アジアなのですが、植民地や戦争、伝承によって世界中で様々な料理に使われています。

    「アフリカ」

    先住民の食文化に、植民地時代に入ってきたヨーロッパや、イスラム圏の食文化が合わさったユニークな食事が特徴的です。

    地域 料理名 代表的なスパイス
    チュニジア、モロッコ クスクス
    小粒のパスタに肉や野菜を煮込んだスープ
    クミン、唐辛子

    世界のスパイス

    次は海を渡り「中近東」

    スパイスが豊富な南アフリカやインドの影響を受け、スパイス料理が多くあります。

    地域 料理名 代表的なスパイス
    レバノン タッブーレ
    大量のパセリを刻み、オリーブオイルとレモン汁であえてササラダ
    パセリ

    世界のスパイス

    地域 料理名 代表的なスパイス
    エジプトなどの中東 デュカ(ダッカ)
    スパイスにゴマ、ナッツをオリーブオイルにひたしたパン
    コリアンダー、クミン、ごま

    世界のスパイス

    次は大陸移動で「アジア」

    東南アジアはスパイスの重要な産地でもあるため、スパイスを使った独自の食文化が確立されいます。インドではアーユルヴェーダ、中国では漢方など、美味しいだけでなく体にも良い工夫がされているかもしれませんね。

    地域 料理名 代表的なスパイス
    中国 トンポーロウ(豚の角煮)
    豚の塊をスパイスで煮込んだ上海料理
    スターアニス、シナモン、クローブ
    タイ トムヤンクン
    辛味、酸味、爽やかな香りが特徴のスープ
    レモングラス、赤唐辛子、コリアンダー
    ベトナム バインセオ
    米粉の生地を薄く焼き、もやし、えび、豚肉などの具材を挟んだ料理
    ターメリック
    インド カレー
    言わずと知れた、スパイスを煮込んだスープ
    クミン、ターメリックなど

    ※ベトナム料理のバインセオです
    世界のスパイス料理

    太平洋を越えて「アメリカ」

    アジア、ヨーロッパと違い、独自のスパイス料理は少ない。中でもアメリカ大陸らしいのは、ハバネロのような辛味スパイスを使った料理ですね。

    地域 料理名 代表的なスパイス
    アメリカ チリコンカン
    スパイスと豆と肉を煮込んだ料理
    チリパウダー、オレガノ
    メキシコ ワカモーレ
    アボガドで作るディップ
    パクチー、唐辛子

    ※写真は、アメリカ料理のチリコンカン
    世界のスパイス料理

    見てるとお腹が減ってきますね(笑)
    登場してないエリアは、次の機会に(^^♪





    ダイエット中の方必見!糖分の代わりになるスパイス教えます

    知っ得スパイス情報
    ※画像は引用です。

    ダイエット中の方必見!糖分の代わりになるスパイス教えます

    ダイエット中の方には大敵の糖分、砂糖
    甘味をもたらすことで知られる調味料ですが、なにやら、この砂糖はとっても不思議で面白い働きをするらしい。
    こんな経験はありますか?

    ◆ 苦味の強いコーヒーに砂糖を加えると、苦味が弱くなって飲みやすくなった
    ◆ 酸味の強いレモン果汁に砂糖を加えると、飲みやすくなった
    ◇ 砂糖をたくさん入れたコーヒーが生ぬるくなった時に飲むと甘ったるく感じた
    ◇ アイスコーヒーの砂糖が足りないと感じた

    ◆の現象について
    砂糖の甘さには、苦味を弱くしたり、塩味を遮蔽したり、酸味を弱めたりする働きがあるのです。

    ※遮蔽とは、上におおいをかけたりして、他から見えないようにすること(大辞林 第三版の解説より)

    砂糖は、甘味をもたらすだけでなく、その他の強い味を弱めるのです。

    ◇の現象について
    味覚は、温度によって感じ方が変わるという面白いことが分かっています。甘味の場合は、体温付近の温度が(36度前後)、最も甘味を強く感じます。
    一方、熱い時、冷たい時の甘味は弱く感じます。確かに考えてみると、冷やた/凍ったチョコレートは、あまり甘味を感じません。口の中で溶けてきた時に、甘味を感じるように思います。
    と、このように魅惑たっぷりの砂糖ですが、摂り過ぎると、脂肪が増え、体重増加の元になることは周知の事。ダイエット中の人には、砂糖の摂りすぎは控えたいところです。
    ただ、甘さを控えたダイエットは、特に甘いもの好きなあなたには、苦痛では。そんなあなたにおすすめの減糖方法をアドバイス。そのアドバイスが、砂糖の変わりにスパイスを使うことなのですね。スパイスを使うことで、砂糖の使用を抑えることができるのです。
    変わりになるスパイスは、

  • バニラ
  • シナモン
  • です。アイスやスイーツでよく使われているのでご存知の方やすでに使っている方も多いと思います。不思議なことに、バニラやシナモンを直接、口に入れても甘味を感じることはありません。なぜなら、甘味の成分は含まれていないのです。
    なのに何故、代わりになるの?と思いますよね。
    それは、甘い芳香を利用するからです。バニラやシナモンは、甘い香りを放ちます。そしてその甘い香りには、不思議と砂糖の甘味を強める働きがあるのです。

  • バニラもしくはシナモンを使用したり
  • 36度の料理にする
  • こんな方法で、砂糖の量を半分にしても、いつもと同じ甘味を感じる食事を摂ることができるというわけです。
    是非試してみてください^^



    スパイスが日本へ到来したのはいつ?

    スパイスの歴史
    ※画像は引用です

    スパイスが日本へ到来したのはいつ?

    どうやら日本にスパイスらしきものが到来したのは8世紀の奈良時代のこと。
    スパイスという言葉が普及したのは、近代の話でが、その昔はなんと言われていたのでしょうね。

  • 712年に編纂された「古事記には」、生姜、山椒、ニンニク
  • 734年に「東大寺正倉院文書」には、胡麻
  • 934年に「延喜式」にはニンニクの栽培方法
  • など、古い書物には、生姜、山椒、ニンニクのことが書かれています。
    そして724年~749年の聖武天皇時代には、

  • コショウ
  • クローブ
  • シナモン
  • これらのスパイスが既に日本に上陸していたということが分かっています。なぜそんなことが分かるのか?という話ですが、世界遺産にもなっている東大寺の正倉院の御物の中に、これらが納められており、どのスパイスも薬として日本に到来したのです。

    スパイスの歴史
    ※画像は引用です

    この頃の伝承、伝搬は本来の使い方ではないのかもしれませんね。
    その後、中国との交易、中世のヨーロッパ人の来航、東南アジアへの渡航、船貿易が盛んとなり、上記以外のスパイスも日本に入ってくるわけです。まだまだこの頃も「薬味」という言葉は出てきません。唐辛子が日本に上陸し、その薬効が明らかになると、またたくまに普及します。

  • 江戸時代初期、徳五衛門が現在の東日本橋(東京)にて、七味唐辛子を売り出し
  • 江戸時代後期に薬味という言葉が全国に広がります
  • 薬味の由来は、唐辛子なんですね。自分としては、シナモンやクローブでないところが悔しいところです(唐辛子の原産国はアメリカ)。しかし、七味唐辛子の原点は、中国の漢方薬の配合がヒントになっていると言われています。

    タイトルの「スパイスが日本へ到来したのはいつ?」の回答としては、「スパイスという言葉は近代のこと。スパイスそのものは、奈良時代に到来した」ですね。スパイスという言葉と同時期にカレーが登場します。カレーの話はまた今度(^^♪



    スパイスは金にも戦争にもなるから面白い?

    スパイスの歴史

    スパイスは金にも戦争にもなる

    先日、大航海時代を迎えたことで(振り返りはここから)、ヨーロッパでは、スパイスの利用が一般にも普及したところまでお話ししました。その昔、スパイスは高価で金のなる木だったのです。
    しかし、
    ヨーロッパという巨大な組織をもってしても、なかなか手に入らないスパイスがあるのです。

  • コショウ
  • クローブ
  • ナツメグ
  • これらは、手に入る人が限られます(結局、権力やお金持ちのみ?)。
    そこで、これらのスパイスを巡って、ヨーロッパ各国で争奪戦が始まり、激化されます。ヨーロッパだけで収まればよいものが、これらスパイスの産地が犠牲となります。これらのスパイスの産地は、東南アジア。自国でやればよいものを、戦場は、東南アジアとなるわけです。なんとも無様・・いつの日にも犠牲になるのは、関係のない弱い人間です。
    スパイスを巡った争いは、

  • 16世紀前半
  • ポルトガルが東南アジアや交易地を制します。次に、スペインが進出し植民地を獲得。

  • 16世紀後半
  • イギリスが海賊行為により、ポルトガルやスペインの領海へ進出。イギリス東インド会社を設立し、そこを拠点に勢力拡大をはかります。このイギリスの動きを知ってかた知らずか、オランダもこの海域を狙うのです。

  • 16世紀末
  • オランダが、モルッカ諸島に進出(現在のインドネシア辺り)。交易を行うことで現地の人に歓迎され、気をよくし、支配の礎を築きました。
    その後、オランダは東インド会社を設立、ポルトガルの追い落としにかかり、クローブ貿易の支配権を奪うのですが、そこへイギリスが割り込んだため、ポルトガル×スペイン×オランダ×イギリス4ヵ国による植民地の争奪戦となります。これがスパイス戦争です。

    戦争はオランダが勝利し、モルッカ諸島は、一部を除き18世紀までの間、オランダが制しました。
    スパイスの歴史
    そんなオランダ政権は、そう長くは続かず、突如として今まで参戦しなかったフランスが現れます。しかし、フランスは、戦争を申し出るのではなく、strong>知略
    をもってスパイスを手に入れることにしました。その知略とは、盗木 (それもどうかと思いますが・・)。オランダ官憲の目を盗み、クローブやナツメッグの木を盗み、フランス領域のマダガスカル島へ移植したのです。その後、南米や西インド諸島などへ移植を広げました。広い範囲でスパイスが栽培される、すなわち生産されることで、植民地政策は意味が薄れ、スパイス戦争は自然に終わりを迎えました。フランスが大人な対応?のようにも見えますが、う~ん小賢しいというか。結局、自国が潤えばよいという考えが透けて見えるのは私だけでしょうか。現代だともう少し平和的解決になるのかな、と思いはしましたが。戦争のことの発端って、ヨーロッパに限らず日本だって、しょうもないですよね(笑)



    スパイスに欠かせない4人の歴史上人物を紹介

    スパイスに欠かせない4人の歴史上人物

    ヒポクラテス

    スパイスの歴史
    ギリシャの医学の祖と呼ばれる人物。
    紀元前400年頃にはすでに400種類のハーブを処方。その中でもハーブの香りによる効能にビビっときたヒポクラテスは、呪術的な手法ではなく、科学的な観点で病気をとらえ、現代にも通じる医学の基礎を築きました。
    西洋医学、東洋医学関係なく、この人あっての医学と言っても過言ではありませんね。

    ディオスコリデス

    スパイスの歴史
    ローマ時代の医師として活躍した人物。
    紀元50~70年頃、植物、動物、鉱物などのあらゆるものを利用し、鎮痛、消炎、利尿、下剤などの薬理機能上から分類した「マテリア・メディカ」を著した。ここに掲載されている植物は600種類にもおよび、これを元に、スパイスやハーブが体系化され、医学や薬学、植物学が誕生した。インドのアーユルベーダ、中国の漢方の原点と言えます。
    ※「マテリア・メディカ」
    現物を見てみたい、中身を知りたくなってきました(笑)
    スパイスの歴史

    マルコ・ポーロ

    スパイスの歴史
    ヴェネツィア共和国の商人。
    有名な著書「東方見聞」には、東洋を旅した時に出会った、絹織物、中国やモルッカ諸島のスパイス、日本の黄金の宮殿などの内容が書かれています。今で言うところの旅日記。これを機に多くの人が東洋への好奇心を抱き、その後300年にわたる冒険家たちの大航海時代となるわけですが、東方見聞録には、東洋は、クローブ、ナツメッグ、シナモンの原産地で豊富なことが記されており、ヨーロッパの人々にとっては、東洋が宝島のように思われ強い憧れの地とされていたようです。

    バスコダガマ

    スパイスの歴史
    ポルトガルの航海者、探検家。
    1498年インド西海岸のカリカット(現在のコーチン)までの航海に成功。コショウやシナモンを安価で手に入れる道を開きます。当時、ヨーロッパでは、スパイスは貴重品で、金銀に匹敵する高値として重宝されていましたが、海路への道が開けたことで、スパイスがたやすく手に入るようになり、ヨーロッパでは薬用や肉の貯蔵用としても一般に利用が広まりました。
    が・・しかし、、ヒトの欲望というものは恐ろしいもので、この後、悲しくも戦争に勃発します。



    紛らわしい!知っておくと便利な名前の多いスパイス

    紛らわしい!知っておくと便利な名前の多いスパイス

    スパイスは、生産している国、使っている国、研究している国などいろいろで、国ごとに名前が違っています。日本でもまちまちな表記で紛らわしい!
    ここでは、そんなスパイスをご紹介。知っておくだけで、スーパーでも迷わなくてすみますよ。

    登場するスパイスは、

  • ターメリック
  • コリアンダー
  • シナモン
  • ベイリーブス
  • この3つは、名前が多い代表です。

  • ターメリックは、
  • 別名ウコンと呼ばれています。
    これは、知ってる人も多いかもしれません。某メーカが出している”ウコンの力”のおかげでしょうか。

  • コリアンダーは、
  • 別名が多く、香菜(シャンツァイ)、パクチー、カメムシ草などと呼ばれています。
    コリアンダーは英語。頭3文字のせいか韓国語をイメージしてしまいます、ありがちです(笑)香菜(シャンツァイ)は中国語。これはイメージ通りでしょうか。パクチーはタイ語。ここ数年で爆発的にタイ料理が流行っているおかげで、こちらの名前が馴染みがありそうです。カメムシ草は日本語。カメムシの臭いみたいだからと付けられたそうです。短絡的というか、食べる気失せてしまいますね。

  • シナモンは、
  • 別名ニッキと呼ばれています。
    厳密には同じものではないのですが、まとめてシナモンだそうです。ニッキと聞いても合点いかないかもしれないですが、京都の名物、八つ橋に使われているあのパウダーがニッキです。ニッキは日本語です。

  • ベイリーブス
  • 別名ローリエ、月桂樹と呼ばれています。
    余談ですが、花王株式会社が生理用品の”ロリエ”を販売しています。あれは、月桂樹→月経を文字ってるらしですよ。スパイスとは全然関係ありませんけどね(笑)

    と、各国で呼び名が違うスパイス。また、店頭によっても表記が異なります。そんなことを知らない過去の私はパクチーを最寄りのスーパーで見つけることができず。。ないと思っていたら、数日後「香菜」の存在に気が付きました。